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疾患別解説

小さな大動脈解離が見つかった

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.6773

53歳、 男性: 大動脈解離

みぞおちに激痛があり受診したところ、最初は胃潰瘍の疑いと言われ帰宅しました。
二日後にCT検査をした結果、小さな大動脈解離が胃の下にあると言われました。
タバコを少し減らすように言われ、一週間後に再度CT検査を行ったところ、解離に変化なしでした。
血圧も正常で、動脈硬化の検査も50代後半の数値で注意程度でした。どうして解離になったかはわからないと言われ、診察終了となりました。
問題なかったのはよかったのですが、タバコを減らすように言われただけで、このままで大丈夫なのか不安です。
心臓血管外科のある病院でも診て頂いたほうが良いでしょうか。

日本心臓財団からの回答

1)腹部の小さい大動脈解離であるということです。幸いに急性期を過ぎたようですので、今後は解離が増大しないよう、破裂しないように、注意する必要があります。このためには、血圧を極力、下げます。血圧が正常であっても、それで解離が起こったのですから、もっと下げます。そして、血圧の変動幅(上と下の血圧差)をできるだけ、小さくします。血液脂質も極力、低下させます。タバコは減らすのでは駄目です。完全に禁煙させます。アルコールは少量、ゆっくりとたしなむ程度とします。運動は1年間、禁止します。精神的なストレスは厳禁します。ただし、これは一般的な治療の原則です。治療内容は症例によって異なりますので、担当医の指示によく従ってください。
2)手術を必要としない今の状態ならば、心臓血管外科のある病院で治療をする必要はないであろうと思います。

2010年7月13日

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