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疾患別解説

A型大動脈解離の生活上の注意

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.6603

78歳、 女性: 大動脈解離スタンフォードA型

78歳の母について相談します。先月、救急車で運ばれ、大動脈解離スタンフォードA型と診断されました。保存的治療で2週間後に退院しました。現在、ノルバスクを服用しています。
高齢であるので、手術しなくてすんだのは良かったと思っていますが、保存的治療で今までの生活を続けてよいのか不安です。今のところ、一人にするのも心配です。現在は、家の中だけで生活しており、炊事、洗濯はしています。家族としてどのような事に気をつけるべきでしょうか。
1)スタンフォードA型の場合保存的治療で気をつける点は何でしょう。保存的治療でよかったのでしょうか。  
2)血圧は上120、下60前後です。もう少し下げたほうがいいでしょうか。
3)また解離を起こすかは不明なのでしょうか。
4)炊事をすると、背中が痛み、休むと治ります。解離と関係あるのでしょうか。
5)ウォーキングなど、運動を始めたほうがいいのでしょうか。
6)家が3階にあり、エレベータがありません。休み休み上れば問題ないでしょうか。

日本心臓財団からの回答

1)A型というのは、脳を潅流する動脈を巻き込んでいるので、手術に際して脳障害を起こす危険があります。また、手術時にはショック、大出血、脳梗塞といった危険も考えなければなりません。保存的治療でうまくいったならば、それに越したことはなかったと思います。
2)内科的な治療は極力、血圧を下げることです。いつも120以下であれば、よろしかろうと思います。
3)今後は解離の再発もさることながら、大動脈破裂を警戒しなければなりません。
4)炊事をする度に痛むというのは、痛み方からみて、筋肉痛のように思われます。診断は容易ですので、担当医にお尋ねになってください。
5)運動は2年間は控えたほうがよいと思います。
6)いつも3階まで、上り降りさせるのは、危険です。

2010年2月25日

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