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偽腔開存型の大動脈解離の今後について

45歳 男性
2009年7月23日

半年前に大動脈解離(IIIb型)を発症しましたが、手術をせずに内科治療を行うとのことで、2週間入院の後、無事退院いたしました。現在は、月1回の通院です。
大動脈径は、胸部24mm、腹部32mmだそうです。また退院後の血圧管理も良好です。
そこでお聞きしたいのですが、このまま血圧管理も良好であったとしても、動脈径が拡大するなど手術が必要となる可能性は、どのくらいあるのでしょうか。
主治医の先生は、たぶん手術の可能性は低いと思いますというようなニュアンスでしたが、偽腔開存型であるようなので、多少の不安を感じております。

回答

手元の統計では、急性期を乗り越えた大動脈解離の場合の5年生存率は、偽腔閉鎖型では、97ないし74%ですが、偽腔開存型では、79ないし64%となっています。
あなたさまの場合は、大動脈径が小さく、血圧の管理もよいようなので、今後の経過はよいのではないでしょうか。

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