疾患別解説

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周産期心筋症と産褥性心筋症

32歳 女性
2009年6月 6日

第1子出産時、突然妊娠34週目に発作が起きて入院、周産期心筋症と診断されました。今まで心機能に問題はありませんでした。
退院後、インターネットで病気を調べていましたら、周産期心筋症は心臓に問題がある女性が妊娠し心筋症を発症した場合のことを指し、産褥性心筋症は心機能に問題がない女性が妊娠を機に発症すると書いてありました。
私の場合はそれまで心機能は問題なかったため、私の病名は産褥性心筋症なのではないでしょうか。
また、第二子出産を切望していますが、問題はありますでしょうか。

回答

周産期心筋症と産褥性心筋症とは同じものです。「周産期」とは出産の前後の時期をいい、「産褥期」とは出産後をいいます。
いずれにしても、この場合の心筋症には、第一に以前からあった心筋症が増悪する場合と、第二に、経過中に心筋炎などに罹って発病する場合、第三に原因不明の心筋症が発病するという、3つの場合があります。

あなたさまの場合は、上記の2番目か3番目の場合が該当するのでしょう。
2番目の場合であるならば、第二子の出産には問題はありません。
3番目の場合が問題になります。しかし、これでも、出産が2回目、3回目となると症状は軽くなることがあるともいわれています。担当医によく相談なさっては如何でしょうか。

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