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疾患別解説

肥大型心筋症の胸痛

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.6058

62歳、 男性: 肥大型心筋症

肥大型心筋症で長期間薬物治療(シグマート、ベプリコール、アーチスト、ワーファリン、ワソラン)を続けていますが、一向に良くなりません。主治医の話では、薬により症状を押さえる治療を続けていくとのこと。肥大している部分を手術で切る方法はあるが、完治するかどうかはわからないそうです。激しい運動を避けて薬を飲み続けてくださいと言われました。
心房粗動をアブレーション手術で治療したこともありますが、辛かったので再手術は避けたいと思っています。しかし、このままこの薬を飲み続けて良くなるのか、不安です。
現在の症状は、時々朝歩き始めた時と階段を登っている時に胸が締め付けられる痛みが起きます。カテーテル検査では冠動脈の狭窄はありませんでした。

日本心臓財団からの回答

肥大型心筋症では、心筋肥大のために、血流が十分に行き届かず、一部が虚血状態となるために、胸痛が起こるといわれています。治療のためには心筋肥大の進行抑制が必要ですが、これは大変、難しいことです。血圧を下げたり、運動を制限するなどして、心筋肥大を起こす要因は極力避けるようにします。現在、用いられている薬では、この意味ではアーチストが大事であろうと思います。これで十分に効かなければ、同じ種類の別の薬を試してもらっては如何でしょうか。
肥大している心筋部分を手術切除するのは、肥大部分が血液駆出の妨げになっている場合が対象となります。これは特殊な形の肥大型心筋症の場合です。

2009年1月19日

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