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疾患別解説

クリック症候群

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.8131

36歳、 女性: クリック症候群

2年前に聴診でカリッという雑音があると指摘され、心電図・心エコー検査を受けました。心電図は異常がなく、心エコーで逆流が少し認められました。医師には、クリック症候群といわれました。とくに薬も運動制限もありませんでした。昨年も心エコー検査を受けましたが、このままで大丈夫といわれました。
最近、朝、安静時に心臓の動きが少しゆったりになったような感じがあり、息苦しいように感じたのですが、このまま様子をみていて大丈夫でしょうか。
日本心臓財団からの回答
収縮期にパチッと過剰心音が聞かれるときにクリック症候群と言われます。経験的には細身の人、心臓の小さい人、あるいは基礎に疾患がないのに動悸(不整脈)、めまい、息切感を訴える人(ときに自律神経障害と言われます)の一部に聞かれます。なぜか運動中よりも安静時に動悸を訴えます。クリックは僧帽弁が緊張するときに出現して逆流を伴うこともあります。この過剰心音は体位や呼吸で、また診察の度に出没することもあり、音が小さい時は聴き落されることもあります。わずかな逆流であるとのこと、心配ありません。僧帽弁の逸脱(ズレ)が見つかることも見つからないこともあります。逸脱があれば僧帽弁逸脱症候群と言われることもあります。心配する必要は全くありません。病気と考える必要はありません。不整脈は放っておくことが多いです。
回答者自身はやっと聞こえるような小さいクリックであれば(僧帽弁の異常ははっきりしないことが多いのですが)、むしろ患者さんがこれを契機にさらに心配される方がいますので、何もありませんと、説明することもあります。気をつけることは何もありません。生活制限もありません。

2013年11月17日

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