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疾患別解説

大動脈弁置換手術の危険度

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.6673

55歳、 男性: 大動脈弁閉鎖不全症

10年ほど前に、僧帽弁閉鎖不全症により弁形成術を受けました。
今回、検査で新たに大動脈弁輪拡張症による大動脈弁閉鎖不全症がわかりました。
逆流は軽度で拡張幅はわかりませんが、今後の検査で判明すると思います。
いずれ手術と思いますが、2度目ということで、危険度など教えていただけますか。

日本心臓財団からの回答

大動脈弁置換術の手術成績は、全国集計でみると手術による死亡率が3?4%です。しかし貴方の場合、弁輪拡張による閉鎖不全ならば、恐らく外科医は大動脈弁をそのまま温存し、大動脈基部を取り替えるような手術方法を選択すると思います。というのは、貴方はまだ55歳と若いし、僧帽弁の方も弁の形成術がうまくいっているようなので、人工弁で置換することはできるだけ避けたいと考えるからです。
ところがそのような手術方法についてはまだ全国集計のような統計はなく、手術による危険を正確に申し上げられる段階ではありません。ただ、手術手技としては単純な人工弁による置換術よりも困難であり、さらに貴方の場合、再手術による若干の危険増も加わるので、先に申し上げた手術死亡率4%よりも若干高めになるだろうと思われます。正確にどれくらいになるかは、個々の患者さんの条件にもよりますので、一概に申し上げることはできません。若干高くなるでしょうというのが精一杯のお答えだと思います。

2010年4月24日

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