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疾患別解説

2弁性の大動脈弁膜症の手術時期

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.5339

18歳、 男性: 大動脈弁閉鎖不全症

18歳の息子は、中学一年生の頃に、胃の近辺が痛むようだったので、近医を受診したところ、「胃ではなく心臓ではないか」と言われ、総合病院で検査した結果、軽度の大動脈弁閉鎖不全と診断されましたが、特に運動や、他の制限もなく、年一度の検査を勧められました。

その後、毎年検査を受け、とくに問題ありませんでしたが、高校に入学してから、激しい運動はしないようにと指導されました。
この頃、担当の医師も替わり、今までより詳しく検査結果を教えてくださり、「三尖弁と言う弁が一つ足りなく、二つしかないようです(先天性と思われる)。そのために逆流が起きています」とのことでした。

今年度の検査では、中度に進行していると言われました。医師の話では、今後手術が必ず必要だが、今は高校三年生で、就職や受験等があるだろうから、3ヶ月ごとの検診と、半年ごとの心エコーで様子を見ましょうとのことでした。
必ず手術が必要ならば、今以上状態が悪くならないうちに、体力もあり、親元にいる今のうちに手術をしたほうが、本人の今後の負担も軽く済むのではないかと考えてしまうのですが、いかがでしょうか。

日本心臓財団からの回答

大動脈弁は正常では3弁ですが、これが生まれつき2弁の人があり、弁の逆流を伴うことがあります。このための手術治療を考えるのは、何らかの症状がある場合です。症状がなく、運動も普通にできるのであれば、手術の必要はないのではないかと思われます。
手術をするとなると、弁を人工弁に置換しなければなりません。その場合は、その後には血液凝固の予防薬を続けなければならなかったり、長年の後には、再手術をしなければならないといったような負担がかかってきます。今後の方針については、担当医とよく相談なさってください。

2007年11月 9日

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