疾患別解説

疾患別の解説と過去の相談事例がご覧いただけます。

大動脈弁閉鎖不全に心房細動を合併

63歳 男性
2005年1月21日

15歳のとき、リウマチ熱に罹ったことがあります。40歳のとき、検診で大動脈弁閉鎖不全が発見され、その頃から時折、不整脈が出始めました。
現在は、高血圧、大動脈弁閉鎖不全、心房細動を合併し、レニベース、ノルバスク、バイアスピリン、アロテック(頓服)、ニトロペン(頓服)を処方されています。
担当医によれば、大動脈弁の閉鎖不全があるが、心肥大は顕著ではない。心房細動については、外科的処方もあるが、このまま様子を見たほうがいいとのことでした。
その後、時折ふっと身体が浮くような感じになることがあり、その時に頓服ということでアロテックが処方されました。また、時折、左胸、左肩から腕にかけて鈍痛があることがあり、その時用にとニトロペンが処方されました。
これまで診てもらっている医師以外の診断は受けておりません。このままでいいかどうか、また、注意すべき点ありましたらご指導ください。

回答

大動脈弁閉鎖不全に特徴的な経過をたどっているように見受けます。胸痛にニトロペンを投与されていますが、大動脈弁閉鎖不全には狭心症を併発することがときにあります。このような場合には、大動脈弁逆流に伴う狭心症症状の場合と、病変が進行して冠動脈に及んだ場合とを考えて心臓カテーテル検査を行うことがあります。検査結果によっては、手術治療も考慮されます。担当医はこの辺をよく理解して診療にあたっておられるようですので、このままお任せになっては如何でしょうか。

この回答はお役に立ちましたか?

病気の症状には個人差があります。
あなたの病気のご相談もぜひお聞かせください。

高齢者の心臓病 高齢者の心臓病
CLOSE
ご寄付のお願い