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疾患別解説

僧帽弁逸脱症による逆流と手術選択

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.5530

22歳、 女性: 僧帽弁逸脱症

先日、健康診断で心雑音が出ているといわれ、病院で検査を受けた結果、僧帽弁逸脱症による僧帽弁逆流症と言われました。逆流は3段階の中程度とのこと。
医師によれば、雑音がかなり聞こえるので、重度になって人工弁をつけることになると薬によって血が止まりづらくなり、出産が難しくなる。そうならないよう手術もしっかり考えたほうがよいと言われました。また、今の段階では糸を使って手術するためリスクは低く、この段階でも手術を勧められるとのことでした。
手術はしたくないと言ったところ、経過観察で半年後来院となりました。

逆流の中度というのはどれほどのものなのでしょうか。
手術をしないと悪くなっていくものなのでしょうか。
どのタイミングで手術をふみきればいいのでしょうか。

日本心臓財団からの回答

僧帽弁逸脱症は弁の変形が生まれつきであり、炎症によって起こっているのではないので、次第に進行して重症になるということはあまりありません。しかし、弁の腱索が切れて逆流が起こっているようなときには、腱索断裂が繰り返し起って、症状が進行するという場合はあります。逆流が中程度と書いてありましたが、一番、問題になるのは、自覚症状です。逆流のために、心臓の負担が過剰となって、心臓が拡大し、肺にうっ血が起こったりして、そのための症状があるときには、手術治療を行わざるを得ません。しかし、なんら症状がなければ、支障なく、生涯を送ることができるということも多いのです。現在の状態、手術しないで経過をみたときの見通し、手術をしたときのメリットなどを担当医によく確認なさることをお勧めします。

2008年2月15日

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