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疾患別解説

ステント術後の50%狭窄とプラビックスの中止

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.7008

53歳、 女性: 心筋梗塞後

ベアメタルステントを左前下降枝に留置し、半年後のカテーテル検査で50%狭窄ありという診断でした。さらに半年後、心臓シンチの検査をして虚血が疑われたようです。さらに半年後、心臓シンチを再度検査した結果、前回と変わっていないということでもう少し様子をみるとのことです。血液検査はアミラーゼ値150を除いて問題はないようです。
現在、アーチスト、プラビックス、バイアスピリン、クレストール、オルメテックを服用しています。
主治医の話では、自覚症状がない状態なのですぐに追加治療はしなくてもよいが、薬剤塗布ステント、カッティングバルーンなどで虚血が改善できる可能性はあるとのことです。
遅発性血栓症が怖いことと生涯バイアスピリンとプラビックスの併用することに出血性合併症の心配があるのですが、追加治療をしたほうがよいのでしょうか。
またプラビックスですが一年半ほど服用していますが、ベアメタルステントの場合でも5割の狭窄がある場合は中止しないほうがよいのでしょうか。
またアミラーゼ値が高くなってきているのですが、心配ないのでしょうか。
日本心臓財団からの回答
一般的に半年後の冠動脈造影で50%の程度の状態であれば、様子を見ます。ベアメタルステントの場合、このあと狭窄の程度はかえって改善することが多いといわれています。したがって半年後に様子を見たのは妥当と思います。
一年半後に負荷タリウム心筋シンチが陽性である場合には、症状が少しでもあれば、やはり冠動脈造影を行い、病変の進行があれば冠動脈形成術を行うことがあると思います。症状がない場合にはシンチの所見が不変で、虚血の範囲が広くなければお薬で様子をみることもあるでしょう。落ち着いていればプラビックスをやめてもよいかもしれません。病変進行の不安があれば一度冠動脈造影をお勧めします。
再狭窄の場合、一度カッティングバルーンで広げて半年後に再再狭窄の場合には新しいステントを前のステントの中に入れる場合と、はじめからステントをおこなう場合があります。その施設の所属する都道府県による違いと、担当医師の判断により異なります。プラビックスは副作用の多いお薬ですがアミラーゼの上昇はあまり見ないようにおもいます。唾液のアミラーゼが原因のこともありますので一度アイソザイムを検査してみるとよいかもしれません。

2011年2月 7日

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