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疾患別解説

ステント治療中に心筋梗塞

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.3917

70歳、 男性: 狭心症

私の父は70歳で、10年前、狭心症のバルーン手術(冠動脈形成術)をしました。その後、再度細くなり、苦しくなることが多くなったため、先日、カテーテル手術を受けました。
手術時間は2時間程度と聞いていましたが、5時間以上かかりました。後で先生に聞いたところ、大静脈の屈曲が強く、狭くなっている部分が多かったため、ステントが通りにくかったとのことです。
最終的に長めのステント2本を入れたのですが、ステントを入れた時、右室枝が閉塞し心筋梗塞を起こしてしまいました。

これはよくあることなのでしょうか。心筋梗塞を起こした後は、父は非常に苦しく、退院した後も苦しがっています。
父は今回の手術のことで、次回のカテーテル検査に行きたくないと言っています。父は5時間も長引き、心筋梗塞を起こしたのは、慣れてない先生がやったからだと思い込んでいます。心筋梗塞を起こしたことはしょうがないことなのでしょうか。
セカンドオピニオンで他の先生の意見を聞き、父及び自分も納得したいと思います。

日本心臓財団からの回答

お父様のご容態についてのご心配よく理解できます。右室枝の閉塞を拡げた時に心筋梗塞が発生してしまったということですが、残念ながら時に発生します。これは経験が豊富な術者が拡張術をしても生じることがある合併症のひとつです。
心筋梗塞が生じるとお父様が感じられた胸痛が生じます。しかし、心筋梗塞の痛みは数時間のことが普通ですので、もし今も痛みがあるのであれば(この点、手紙では不明瞭ですが)、心筋梗塞ではなく狭心症と考えられます。そうであれば、再度カテーテル治療が必要かもしれません。主治医によくご相談されることをお勧めいたします。
また、拡張術の時間が長くなるのは病変部の性状で仕方がないことがあります(特に閉塞病変では時間がかかることが少なくありません)。

2006年2月12日

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