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疾患別解説

バイパス手術後の脳梗塞

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.2947S

69歳、 男性: 狭心症

69歳の父のことですが、カテーテル検査で冠動脈3本中2本ほとんど機能しておらず1本は逆流していたとのことで、冠動脈3本のうち2本をバイパス手術しました。

糖尿病もあり合併症の危険等、手術前にも説明を聞いておりましたが、ICUを出て個室に移った日に、リハビリの先生から、言っていることが理解できない、ちぐはぐな回答が返ってくる等の症状からICU症候群ではないかという診断をされました。

数日後に症状の改善はみられたものの、言葉が出にくい、簡単な計算がで出来ないといったことが続き、CTをとったところ左脳下部に軽い脳梗塞が広範囲にあることがわかりました。
手足は動き麻痺もなく会話も詰まりながらもなんとか出来るという状態ですが、電話をかけられない、買い物が難しい、自分の言ったことを忘れてしまうといった状態です。

現在心臓の経過は良好ですが、脳梗塞の治療やリハビリ・・・今後回復するものなのか、不安です。

日本心臓財団からの回答

69歳の男性で、冠動脈硬化がある状態ということですと、ある程度の他の動脈硬化も伴っていたものと思われます。こうした動脈硬化性病変から血栓が飛んで脳梗塞になることはよくあることです。ことに手術後の安静期間にはこうしたことは起こりやすいといわれています。
今回の場合は、おそらくバイパス手術後は血流をよくするための治療も行われていたと思われますし、それにもかかわらず発症したということは残念なことだったとしかいえません。今後はリハビリの努力の如何にかかっています。
痴呆のような症状のリハビリはむずかしいと思いますが、頑張ってください。

2004年10月31日

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