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疾患別解説

奇異性脳塞栓症といわれている

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.2589S

35歳、 男性: 一過性脳虚血発作(奇異性脳塞栓症)

昨年7月に静脈で発生した血栓が、卵円孔を経由して動脈に移動し、脳内の血管を塞いでいるそうです。ただし直ぐに溶けるため一過性で治まっているのではないかとのこと。卵円孔もすぐに塞がなければならないようなものではないので、投薬治療で何としましょうと言われました。
CT、MRIの検査結果では、脳内には梗塞巣は見受けられないとのことですが、動脈硬化の疑いあり、心房中隔に卵円孔開存があるとのこと。

その2ヶ月後からワーファリンを調整してきていますが、効果が安定せず、脳塞栓に起因すると思われる発作(片麻痺)に時折見舞われます。
現在の主治医にも相談していますが、「気温の安定するこの時期に安定しなければ、場合によっては卵円孔の閉塞手術もありうる」ということなのですが、本当に手術しなければならないのでしょうか。また、他の治療法はないのでしょうか。

日本心臓財団からの回答

奇異性脳塞栓症の発作に時折り見舞われていて、CT、MRIともに梗塞巣は見うけられないということですが、他の原因はないのでしょうか。やはりそうだとすると、静脈血栓があり、かつ卵円孔開存があることの両者がともにあることが立証されていなければなりません。
そして治療のためには、静脈血栓を溶かすこと、血栓はあっても飛ばないようにすること、卵円孔を閉鎖することの3つが考えられます。血栓が飛ばないようにするためには、外科的に静脈を結ぶことと静脈にフィルターをおいて血栓を捕捉する方法とがあります。担当医に以上の諸点を確かめてみられては如何でしょうか。

2004年4月30日

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