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疾患別解説

ジャテーン手術の合併症

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.6671

1ヶ月、 女性: 両大血管右室起始症

生後1ヶ月の娘は、両大血管右室起始症及び心室中隔欠損症のためジャテーン手術と、術後完全房室ブロックによるペースメーカ植え込み術を受けました。翌日、左側乳び胸水のため側胸部からドレーンを挿入、その翌日には右側からも出現したため同様にドレナージが行われ、保存的治療を進めていくことで説明を受けていましたが、左右併せて200ml/日の胸水が認められ、4日後、急遽、左側胸部からの手術を受けました。現在は、左側胸水が消失したためドレーンは抜去しましたが、右側胸水が100ml/日程度出ています。
ここでご相談なのですが、
1)この乳び胸の原因として考えられることを教えてください。
2)乳び胸の外科的治療に移った時期は相応だったのでしょうか。
3)今のところ著しい増加などがなければ2週間は保存的治療を行うとのことですが、また増えることがあったとしたら手術をしなければならないのでしょうか。

日本心臓財団からの回答

1)ジャテーン手術の場合には、大動脈、大静脈の周辺をかなり広範囲に剥離するのが普通ですので、術後に乳び胸を発生することが多いのです。そして貴方の娘さんの場合、原因として考えられることは、一般的にこの手術について言われていること以外に特別なことを考えるのは難しいと思います。個々の患者さん毎に状況は異なりますので、その原因を同定することは困難です。
2)乳び胸の外科的治療に移った時期については、確かにドレーンを挿入して、4日後に手術を行なったというのは一般的には少し早いかもしれませんが、しかし何と言っても胸水の量が多いのでこれも止むを得なかったものと思います。
3)現在100ml/日位に減少しているということですので、恐らく保存的治療で治癒すると思われますが、これもその時その時の状況を見て判断しなければならないと思います。一概に何ml以上が何日続けば手術、などとは決められることではありません。経過を見て主治医の判断によって決定して頂くしかないと思います。

2010年4月23日

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