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疾患別解説

修正大血管転移症の将来的な危険

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.1850J

27歳、 女性: 修正大血管転移症

小学校低学年で「修正大血管転移症」と診断されました。それから高校3年生まで、経過観察のための検査を毎年1回、地元の病院で受けてきました。
その後、大学入学と同時に東京に出てきて以来、ここ9年間はまったく検査をしておらず、病院にさえ足を運ばずにおります。
クラシックバレエを習ったりしていますが、坂道を上がるときなど、やはり人より息が切れやすいように感じます。

修正大血管転移症の場合、どんな危険が考えられますでしょうか。平均的な寿命が60歳?70歳という話を耳にし、不安になりご相談させていただきました。

日本心臓財団からの回答

27歳の女性で、修正大血管転位症です。修正大血管転位症には心室中隔欠損、肺動脈狭窄、三尖弁閉鎖不全、完全房室ブロック、WPW症候群などを合併しやすいですが、これらが今まで合併していない例としてお返事します。
この場合、大動脈に血液を送っている右室が弱ることがあり、そのために三尖弁閉鎖不全、心不全、不整脈を生じる危険があります。完全房室ブロックが起こることもあります。これらは何歳でも起こりうるので、一年に一回は成人先天性心疾患に詳しい専門医師の診察が必要です。

2003年4月24日

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