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疾患別解説

右室二腔症

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.7083

45、 女性: 右室二腔症

幼少時に心室中隔欠損症の手術を受けました。現在45歳ですが、生活習慣病等の指摘も全くありません。しかし、先日、人間ドック時に心雑音が大きいと指摘され、クリニックで心エコー検査を受けたところ右心二腔症の疑いがあるとされました。その後、経食道エコー、ドレッドミル負荷心電図、MRI、心カテーテル検査を行い、手術の必要があるとされています。
自覚症状は日常生活下ではほとんどありません。以前から階段や坂を登る際の息切れは大きく、テニスやサッカーなどの運動はしなくなりましたが、ジョギングだけは続けています。
しかし時速5~6キロ程度のジョギングで心拍数が150回/m以上にあがってしまいます。また、運動後は安静にしていても数時間にわたって心拍数が100回/分以上がつづきます。
・右心室二腔症は進行するのでしょうか。手術を受けなければ将来心臓が機能しなくなるのでしょうか。
・手術の必要性があるのでしょうか。
・手術を受ければ今感じている息切れがおさまり、運動時の心拍数が低く抑えられるのでしょうか。
日本心臓財団からの回答
右室二腔症は右室内に異常に発達した筋束があって、このために、右室内に内圧の異なる二つの部屋があるような状態をいいます。しばしば心室中隔欠損症を合併します。心室中隔欠損症の手術治療ができていて、2腔心については書かれている程度の圧較差であるというのであれば、さらに手術治療を行うほどのことはないのではないか、と思われます。しかし、運動時に心拍数が増えやすく、一旦、増えた心拍数の回復が悪いというのは、心臓の機能が十分ではないときには、しばしばみられる現象です。また、生まれつきではなくて、心臓の手術後に心室瘤という状態ができて、二腔症に似た形態となる場合があり、このときには手術をすることがあります。手術治療を勧められているのであれば、このどちらなのか、放置していたときにはどのような事態になるのか、担当医によく説明をしてもらってください。

2011年3月31日

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