疾患別解説

疾患別の解説と過去の相談事例がご覧いただけます。

動脈管開存の手術をすべきか

30歳 女性
2010年7月15日

直径3.8ミリ、長さ2.8ミリの動脈管開存症です。通院先の病院で、外科医からは手術を急ぐことはないが、虫歯や感染に注意して生活するようにいわれました。内科医からは、年齢的に手術をしたほうがよいとのことです。
コイルは直径2ミリまでしか対応できないとのことで、開胸することになるといわれました。ほかに方法はないのでしょうか。

回答

動脈管開存の場合には、どれほどの血流が短絡しているのか、が問題になります。短絡血流量が大きく、心臓への負担のかなりな増加になっている場合には短絡を閉じる治療が必要ですが、そうではなく、単に感染予防だけが問題となる場合ならば、そのまま、放置していても天寿を全うすることが多いものです。ただし、これから妊娠・出産の予定がある場合ならば、手術治療をしておくのが無難と思います。治療をするとすれば、開胸手術がもっとも安全でしょう。

この回答はお役に立ちましたか?

病気の症状には個人差があります。
あなたの病気のご相談もぜひお聞かせください。

高齢者の心臓病 高齢者の心臓病
CLOSE
ご寄付のお願い