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疾患別解説

突然、心房中隔欠損症と診断され、手術をすすめられた

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.6351

45歳、 女性: 心房中隔欠損症

まったく自覚症状なく、運動制限の必要性も感じず、45年も普通に生活してきましたが、突然、先天性の心臓病と診断されました。
ホルター心電図の結果は不整脈もなく良好でした。来月、経食道心エコー検査をして孔の大きさや位置を確認する予定です。主治医はさらに心臓カテーテル検査もした上で手術をすすめていますが、以下の点についてお聞きしたいと思います。

1)現在なんの自覚症状がなくとも、将来的なことを考えれば早期に手術をしたほうが良いのでしょうか。
2)心臓カテーテル検査とはどのようなものですか。危険を伴うものでしょうか。
3)手術をする場合は、どのような手術になるのでしょうか。
4)手術をする上で、45歳という年齢はリスクが高いでしょうか。
5)仕事への復帰にはどのくらいかかるでしょうか。

日本心臓財団からの回答

1)まったく自覚症状がなく、血液のBNP値は正常、これまで異常を指摘されたこともなかったということですが、今回、どういうことで、病気が発見されたのでしょうか。心房中隔欠損症では、中年になると、心房細動という不整脈がでてきて、それとともに心不全症状が現れてくることがあります。しかし、それは欠損孔の大きさによることです。なにも起こらずに、天寿を全うすることもしばしばあります。
2)カテーテル検査では、腕、あるいは下肢の静脈から心臓内部にまで、カテーテルという細い管を通して、心臓内の各部の圧を測定し、血液を採取して、欠損孔を短絡する血液の量を調べます。危険はないといってよいのですが、何事も、100%安全というものはない、という程度の危険性です。
3)手術には、カテーテルで行うことができる場合があります。しかし、多くの場合は、全身麻酔下に人工心肺を用い、胸を開き、心房を開いて欠損孔にパッチを当てて、閉鎖します。
4)心臓手術の中では、もっとも楽な手術ですが、開胸するのですから、手術のリスクはないとはいえません。
5)完全な職場復帰までには一ヶ月ほどを要します。

2009年8月21日

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