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疾患別解説

早期再分極は突然死の可能性があるか

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.8139

24歳、 男性:

就職の際、健康診断を受けたところ、心電図検査で「洞性呼吸性不整脈、早期再分極」という診断になりました。医師はとくに問題ないとのことでしたので、会社に診断書を提出したところ、会社の産業医より「早期脱分極は突然死の可能性があると最近になってわかっている。運転等に支障がないか、病院に確認してほしい」といわれました。
私の家族に心臓で急死した人はいません。私自身も今まで心臓に異常はなく倒れたこともありません。
早期脱分極に突然死の可能性があるのでしょうか。
日本心臓財団からの回答
早期再分極症候群にはJ波症候群といわれる場合とQT短縮症候群といわれている場合との二つの場合があります。J波症候群といわれているのはしばしばみられるので、おそらくこちらの場合なのでしょう。J波は健康な人でも1ないし10%くらいの人にはみられるので、これがあるとはいえても、それで異常とは判定できません。ただ、突然死する人の生前、あるいは蘇生直後の記録を調べてみると、J波が増大していたり、波形の変化につながっている場合があって、注目されるようになってきました。つまり、現在の時点ではまだ、J波の診断基準はなく、突然死との関連が疑わしい点があるので、注意しておきたい所見であるというにとどまります。所見の程度にもよりますが、いままで、心臓に異常はなく、家族に突然死した人もいない、というのであれば、支障はないであろうと思います。

2013年7月25日

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