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疾患別解説

陰性T波と左脚前枝ブロック

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.7947

38歳、 女性:

少し疲れを感じて外来受診したところ、心電図検査で、T波陰性、左脚前枝ブロックといわれ、医師からはたぶん大丈夫だけれど何か病気が隠れているかもしれないといわれ、入院して検査をしました。
エコー、CTでは異常がありませんでした。
今まで健康診断では左軸変異と低電位を指摘されたことはあったのですが、特に問題ないといわれていました。
左脚前枝ブロックは心疾患の可能性が高いのでしょうか。
日本心臓財団からの回答
1.左脚前枝ブロックというのは左軸偏位の極端な場合をいいます。「今まで健康診断では左軸偏位といわれていた」ということなので、新しく起こってきた現象ではないのでしょう。
2.問題になるのはT波の向きが変化したことなのかも知れません。T波の向きは心筋虚血があると変化しますし、左脚前枝ブロックというのは心筋梗塞などの心筋虚血の結果としてみられることがあるからです。「病気が隠れているかもしれない」というのはこのことを心配されているのでしょう。しかし、38才の女性というと、そのような危険は少ないのではないか、と思います。心配を否定していただくための検査と思っていてよいのではないでしょうか。

2013年5月27日

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