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疾患別解説

ST低下は心筋虚血か、肥大か

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.5834

36歳、 女性: ST低下

5年前、第1子出産後、妊娠中毒症軽度と育児疲労によるものか、血圧が180まであがり、循環器内科を受診しました。その際に、トレッドミル検査ST低下がありましたが、様子を見ましょうといわれました。その後、血圧も正常範囲に戻ったものの、2年前に第2子出産。そのときにやはり中毒症軽度と産後の血圧が160とやや高めだったが、やがて元に戻りました。現在も、疲れが出ると血圧が150ほど上がりますが、休息すると120程度に戻ります。
先日、健康診断で、心電図ST低下で再検査になりました。その結果、医師に狭心症の疑いがあるとのことで心臓カテーテル検査をすすめられました。現在、離乳できていないため、検査は見合していますが、時々、左の鎖骨の辺りが、重苦しくなることがあります。早く検査をしたほうがいいのでしょうか。

日本心臓財団からの回答

心電図上のST低下というのは、心筋の虚血か、または肥大を示唆します。心筋虚血は狭心症の原因となる病変です。しかし、妊娠中毒症があって、高血圧をたびたび繰り返している状態があったとすると、心室筋肥大があるのではないかと思います。狭心症であるのかどうかを調べるためには、心筋シンチグラム検査を行うことが望ましいと思います。これが陽性であれば、心臓カテーテル検査を行うことにしてよいでしょう。胸の重苦しい感じが狭心症であるとすれば、ニトロ剤を使用すれば、軽快するはずです。薬をいただいておいて、その効果から病気を推測するというのも一つの方法です。

2008年7月26日

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