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疾患別解説

重度の弁閉鎖不全で肺炎を起こした

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.6665

73歳、 男性: 僧帽弁閉鎖不全

肺肺炎が悪化し、救急病院に連れて行った時は肺に水が溜まり、心臓も弱っていて、即集中治療室に入院しました。検査の結果、重症の僧帽弁閉鎖不全症で血液が逆流しているので、心臓にカテーテルを入れました。
4日後、肺はきれいに回復し、一般病棟に移りましたが、熱は1週間程続きました。心臓に雑音が残っているため、心エコー(超音波)検査をしましたが、細菌感染が見られませんでした。
しかし、4週間の抗生物質の点滴治療中で、水分摂取制限と尿を出すよう指示されています。長期の抗生物質は問題ないのでしょうか。

日本心臓財団からの回答

重度の弁閉鎖不全がある状態で、肺炎を起こした場合、血中に入った細菌が心臓に付着して細菌性心内膜炎(感染性心内膜炎)を生じることがしばしば、あります。超音波検査では心臓に細菌感染はみられていなかったようですが、発熱が遷延したので、懸念される状態だったのでしょう。細菌性心内膜炎のときには、血中の抗生物質濃度を極めて高く、かつ、長期間、一定レベルに維持することが必要です。これを怠ると、難治性の心内膜炎に移行してしまいます。このような点から、現在の治療方針は適切なのではないかと思います。

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2010年4月21日

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