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疾患別解説

急性心膜炎の治療後、胸に痛みを感じる

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.4218

35歳、 男性: 急性心膜炎

38度近い熱が数日続いていたため、3ヵ月ほど前に病院を受診しましたが、問診のみで風邪だろうということで抗生物質を処方されました。しかし、一向に快方に向かわないため、再受診したところ、レントゲンで左胸に不明瞭部分があり、血液検査で白血球、炎症反応の値が高いということで肺炎として入院となりました。翌日、心電図検査の異常波形により急性心膜炎と診断されました。
1ヵ月後に退院しましたが、退院時には、左脇腹付近に痛みが時折ありました。
急性心膜炎を起こす前に、十二指腸潰瘍潰瘍で入院したこともあって、退院前に胃カメラ検査をしましたが、軽い炎症が残っている程度でびらんや潰瘍跡は確認されませんでした。
その後、何度か診察の折り、現在も胸痛があると問診に答えても「強い打撲を受けたあと、ときおり痛みがおこるのと変わらない」とのことでした。

急性心膜炎の予後について、いろいろ検索しましたが、ほとんどのものが「予後は良好である」程度のものしかみつけられず、現在の私の状況はあまり良好と思えないのですが、予後について詳しく教えてください。

日本心臓財団からの回答

急性心膜炎の予後はよく、すっかり治ってしまうのが普通です。しかし、ときに、慢性心膜炎となって、心臓の働きが抑制される場合、心膜炎に伴う心筋炎が心筋病変を残して心筋症という後遺症を残す場合、急性心膜炎が再度、再発する場合の3つの場合があります。あなたさまの場合は、異常所見はなく、このどれにも該当しないようです。心臓とは異なる別の故障か、神経的なものか、を考えなければならないように思われます。

2006年6月30日

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