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疾患別解説

BNPが200を超えた理由

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.3728

48歳、 男性: 肥大型心筋症

2ヵ月前に激しい動悸がして救急外来にて受診しました。その時は、30分ほど安静にしていたら沈静しましたが、その後、何度か発作が起こり、専門医を受診し、精密検査を受けたところ肥大型心筋症と言われました。
現在、投薬治療中(アーチスト錠)ですが、当初BNP値が85だったのが、最近、血液検査をしたら298に上昇していました。
BNPは一日の中で変動するのでしょうか。また治療法の見直しをしなければいけませんか。200を超えたら即、入院と言われていたので心配です。

日本心臓財団からの回答

肥大型心筋症では、心筋の肥大のために心臓が十分に拡張せず、血液の心臓内の充満が損なわれます。
このために、心臓の内圧が高くなって、BNPの分泌量が増加します。85という数字はこれで説明できます。しかし、298という数字は心臓の拡張が制限されたためだけとしては、少し高いように思われます。2ヶ月前に激しい動悸がして救急を受診したことがあったというのは、このとき、不整脈があったのではないでしょうか。肥大型心筋症ではときに、不整脈を合併することがあり、このときには、BNP値がこの程度には上昇することがあります。BNP値は一定のものではなく、終日、変動しているのですが、200を超えたら入院というようなことはありません。しかし、心臓の負担が一時的にでも、増加したということが示されているわけです。原因として、不整脈の可能性はないか、担当医にご相談になってみては如何でしょうか。

2005年11月21日

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