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疾患別解説

急性心不全治療と人工心臓

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.3596

74歳、 男性: 急性心不全

74歳の父が3年前に急性心不全を起こし、カテーテルによる治療で通常の生活を送れるようになりましたが、つい1週間前に足の痺れを訴え、足に血栓ができているということで緊急入院しました。急性心不全および肺気腫と診断されました。
足の血栓は手術で取り除き、肺もきれいになりました。
現在、ICUを出ましたが、微熱が続き、主な急性心不全の検査が受けられない状態です。現在は少しずつ口から食事をしています。

治療でモルヒネを投与されておりますが、これは心臓にどのように影響するのでしょうか。
また、心筋が弱っているか、心臓の血管がつまっていると指摘されましたが、人工心臓に耐えられる年齢なのでしょうか。そして、人工心臓のほかに心筋を強化する治療法はあるのでしょうか。

日本心臓財団からの回答

1)モルヒネは急性心不全による肺うっ血のために、呼吸困難があるときに、これを軽減するために用いられる薬です。大量に用いると心臓の働きを抑制しますが、日常的に用いられている量の範囲では問題はないと思います。
2)74歳という年齢は人工心臓の対象にならないような年齢ではありません。心筋強化の治療について、ご質問ですが、人工心臓は心臓の負担を減らして、筋力の自然の回復をまつという治療法です。
心筋が弱っているときに、いたずらに心筋強化を図ると、心筋はかえって疲弊してしまうとされています。

2005年10月16日

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