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疾患別解説

部分肺静脈還流異常症の手術

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.7573

11歳、 女性: 部分肺静脈還流異常症

カテーテル検査の結果、1本の静脈に還流異常が認められました。心室中隔欠損などはありません。QP/QSが1.5でした。
担当医より、胸が大きくなる前に手術をすすめると言われました。
静脈の還流異常が1本のみなので放置しても良いという意見も他の医師からありましたが、本当に手術は必要でしょうか・
思春期の女の子の胸に大きな手術痕が残るのは、できれば避けたいと思っています。
日本心臓財団からの回答
Qp/Qsが1.5ということです。これは肺動脈を流れる血流(Qp)が体動脈を流れる血流(Qs)の1.5倍あることを意味します。この数値は1.3ならば手術を考えてよく、1.6ならば手術をお勧めするということになっています。したがって、丁度、境界域にあるといえます。還流異常があるのは1本であるといいますが、量的には相当に大きい無駄な血流があるということになります。多分、心臓は大きくなっているのではないでしょうか。心臓が大きいような場合には成人するにともなって、胸郭の発育に影響がでてくることがありますし、中年になってから心不全症状がでてきたりします。将来を考えてご判断なさるのがよいでしょう。

2012年5月17日

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