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疾患別解説

脳幹部梗塞で胃瘻をすすめられたが、栄養補給より治療を優先してほしい

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.3771

79歳、 男性: 脳幹部梗塞

79歳の父が脳幹部梗塞で入院しました。血圧上昇、体温上昇、呼吸困難、意識低下、嚥下障害が起こりました。現在、血圧は依然180台であるが急性期は脱したと考えられます。担当医より、嚥下障害があり回復は難しいと考えるので、PEG(胃瘻)をしようと思うが、来週までに可否を判断して欲しいと言われました。

入院した病院が消化器専門の病院であったため、脳梗塞への対応が適切に行われたかに疑問を感じています。
これからの梗塞治療の説明を求めましたが「血圧をコントロールするのみ」とのことでした。「それよりも嚥下障害があるので栄養補給をどうするかを考えて欲しい」との話があり、PEG(胃瘻)をすすめられました。

確かに栄養補給は大切な事項ですが、現段階では優先順位は高くなく、迅速な梗塞治療やリハビリによって嚥下機能が回復するのではないかと思っています。まずは梗塞治療を第一に考えたいと思っていますが、果たしてこちらの病院のままで良いのか、脳神経外科のある病院に転院すべきか悩んでいます。
1週間以上ペルジピン点滴投与のみで、血圧もコントロールできていないことからも不安があります。

日本心臓財団からの回答

脳幹部梗塞ということですと、生命の予後に関わる重症型であり、ご心配であろうと思います。栄養補給は大切であるが、優先順位は高くないとお考えのようですが、そうではありません。一般に、病気は自然経過としての治癒をまつことが多いのですが、この場合、栄養維持はすべての治療に優先して考慮されるべきことです。リハビリも栄養が確保されていて、始めて可能となります。嚥下障害の回復が困難とあれば、胃瘻造設は検討される必要があります。

2005年12月10日

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