疾患別解説

疾患別の解説と過去の相談事例がご覧いただけます。

心臓が右寄りにある

36歳 男性
2004年10月27日

夫は、以前「自分の心臓は左ではなく右寄りにあって、子供の頃から長生きできないといわれている」といっていましたが、病院に通院していません。

この病気について教えてください。
どのような検査があり、どのようなことを気をつけて生活すればよいのでしょうか。

回答

心臓が左側でなく、右側にあるという場合には・・・
1)本来は左側にある心臓が何らかの原因のために、右よりになっているということがあります。この場合は、心臓がただ位置的に右に寄っているというだけですので、何も問題はありません。
2)発生学的に左側に形成される筈の心臓が右側に形成されたという場合があります。これを右胸心といいます。この場合は同時に他の生まれつきの心臓の奇形を伴うことがあります。
つまり、心臓が右にあるとしても、それだけならば問題はありません。ただ、それに伴って他の先天的な心臓病があるとすれば、それが問題になるのです。長生きできないといわれるような心臓病があれば、病院に通っていないはずはありません。その方が病院に通院していないのであれば、心臓病はないのではないでしょうか。何にしても、直接にお確かめになるのが一番確実です。

この回答はお役に立ちましたか?

病気の症状には個人差があります。
あなたの病気のご相談もぜひお聞かせください。

高齢者の心臓病 高齢者の心臓病
CLOSE
ご寄付のお願い