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心臓手術の費用

68歳 男性
2004年10月18日

68歳の父は、大動脈弁狭窄症からくる心不全により入院をしております。
今回が2度目の発症で、担当医からは手術を勧められており、行う予定です。

そこで、それぞれの病院で異なるかと存じますが、一般的に手術(及びそれに伴う入院)にかかる費用はいくらくらいになるでしょうか。目安を教えてください。

回答

心臓手術に関する費用は現在は保険制度が完備されていますので、どのような心臓手術であってもそれほど多額な費用を自己負担で賄わなければならないことは無くなっています。

即ち2割負担、3割負担といった場合、手術に一千万円が必要であったとすると200万円、300万円を支払わなければならないことになりますが、高額療養費制度というのがあって、その大部分は後日払い戻しを受けることが出来るからです。
従って最終的に自己負担になるのは20万円を越えないくらいになるのが普通です。

一旦支払った後に払い戻しを受けることになるので、一時的に現金が必要になりますが、これも国民健康保険の場合では委任払い制度があって、保険者が病院に支払って下さいます。また、社会保険でも、その費用を一時的に貸し付ける制度があります。
従って先述の如く、最終的な自己負担金は20万円以下になると思います。もっと小額の手術経費で済めば、10万円以下ということもあると思います。ただ、保険の利かない費用、例えば個室を希望された場合の室料差額などにはそういった制度がありませんので、ご自身でお払い頂く必要があります。

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