疾患別解説

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就寝時に息苦しくて目が覚める

62歳 男性
2004年10月18日

1年ほど前から、就寝時息苦しさで目が覚め、その時は心臓が早鐘のように鼓動していました。深呼吸しても直には治まらず、布団の上にしばらく座って落ち着いてから、又眠りにつきました。その後受診しましたら睡眠時無呼吸症候群と診断されCPAP(経鼻的持続陽圧呼吸)療法を受けています。しかし現在も上記の様な症状が出ます。深呼吸をしても、息苦しいというか、失神するような感じがします。(飲酒したときが多い)健康診断では心電図においては異常があるとは聞いておりません。身長165cm 体重80kgです。いくらか喘息の気があります。

回答

夜間、就眠中に息苦しくなり、起きて深呼吸してもしばらく治まらないということですね。睡眠時無呼吸症候群では夜間、窒息感をもつことはありますが、呼吸困難となることはあまりなくて、不眠、頻回の目覚めなどのいわゆる不穏睡眠、頭痛、昼間の眠気、集中力の低下などが主な症状となります。むしろ、喘息の気があるということですが、喘息の発作だったのではないでしょうか。どのような検査が行われて病気が診断され、治療が開始されたのか、文面ではわかりませんが、担当医に喘息の可能性はないか、お尋ねになってみてください。身長165cmですので、標準体重は60kgです。20kgオーバーしている肥満体であること、飲酒したときに多いということなどは睡眠時無呼吸症候群ではしばしばみられるところです。きっかけとなるものを避け、やせるための努力をすることも必要でしょう。

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