疾患別解説

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不整脈が肺の影響で起こることがあるか

45歳 女性
2003年12月31日

6ヶ月前から、動悸なのか不整脈なのか分からないのですが、頻繁に脈が飛んでしまいます。症状が出ているときに自分の手首に脈を感じられず、脈が飛んだ時、息苦しい感覚があり、一瞬全身の血の気が引く感覚があります。
また、苦しくて仕方がない時としのげる時もあります。特に、就寝する時などがひどく感じられます。こんな症状は、心臓に異常が出始めているのでしょうか?
私生活に長い間ストレスが続いており、喫煙もあります。

先日「総合病院」に行ってホルター心電図を1日着けましたが、結果待ちです。
10年程前に「胸膜炎」から「左肺の肺炎」を患いました。
不整脈が肺からの影響と考えられるものなのでしょうか?

回答

文面から判断しまして不整脈によって起こっている動悸と思われます。これまで心臓病を指摘されたことがなく、6ヶ月前から急に出始めたと言うことなら、おそらく心臓の病気によらない単なる不整脈ではないかと思われます。しかし不整脈にもいろいろなものがありますので実際に起こっている不整脈はどんな種類の不整脈なのか、循環器の専門医の診察を受けて適切な診断と治療を受けるべきだと思います。不整脈というのは誰にでも起こるものです。特に心臓病のない人に起こるものは、強い自覚症状があってもたいてい心配のないものです。

肺の影響で不整脈が起こることはあります。ただし、この場合の肺の病気は慢性閉塞性肺疾患とか血栓塞栓性の肺疾患であり、十年前の胸膜炎とか肺炎のような程度では不整脈の原因にはなりません。
まずはホルター心電図検査の結果を伺ってみてください。

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