疾患別解説

疾患別の解説と過去の相談事例がご覧いただけます。

動悸があり、心電図検査で左房負荷といわれた

63歳 女性
2003年11月11日

先月、健診で、心電図が初めて異常(左房負荷、左R高電位(I))で、「経過観察が必要」ですと言われました。7年前の心電図では、反時計回転と記載されました。
40代後半ころ、血圧が高くなり、耳鳴りと動悸を強く感じて病院を受診したことがあります。そのときは心電図も異常がないということでしたが、動悸が強く感じられ、胸が痛いような重いような感覚が一向に治りませんでした。
それを訴えると、心臓の薬をもらい、楽になりました。5年以上薬を飲み続けましたが、同じ病院の別の医者にかかったとき、心電図も血圧も異常が出ていないので、薬の必要はないと言われ、薬は止めになりました。
その後も、動悸・耳鳴りの感じが時々ありましたが、考えるに間隔が次第に延び、更年期障害が強く出たのかなとも思いました。(高齢出産をするとホルモンバランスが崩れる、と聞いたので。)
標準体重の10数キロ増の肥満とコレステロールは240台。体重が増えだすと、動悸が始まります。このところ、体重は、1キロ落としました。食事も、注意しています。この段階で、注意すれば、動悸や心電図の異常が治る可能性はありますでしょうか?

回答

63歳という年齢で、やや肥満があるということから、更年期症状のように思われます。左房負荷とは高血圧の方によくみられる所見ですが、血圧が高くなければ、格別の意味があるものではありません。心臓の病気はないことが確実であれば、婦人科ないしは更年期外来を標榜する診療科で相談なさってはいかがでしょうか。

この回答はお役に立ちましたか?

病気の症状には個人差があります。
あなたの病気のご相談もぜひお聞かせください。

高齢者の心臓病 高齢者の心臓病
CLOSE
ご寄付のお願い