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疾患別解説

心筋梗塞後の心室頻拍にICDは必要か

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.7032

57、 男性: 心室頻拍

心筋梗塞の後遺症で悪性の心室頻拍がみられ、主治医の話では心臓の壊死している部分をカテーテルアブレーションで治療し、その後ICDを埋め込むとのことでした。
カテーテルアブレーション治療に関しては納得しましたが、ICDまで埋め込まなければならないのでしょうか、もっと別な治療法はないのか意見をお聞かせください。
日本心臓財団からの回答
心筋梗塞後に悪性心室頻拍が起こったということです。心室頻拍には良性のものと悪性のものとがあります。記録をみないで判断するのは難しいことですが、基礎に心筋梗塞がある場合ならば、多くの場合、悪性です。悪性心室頻拍は容易に心室細動に移行しやすいのです。一旦、心室細動になると、それは死を意味します。したがって、悪性心室頻拍では診断された段階で、ICDを植え込むことが勧められています。
ICDを入れたくないときには、二つの選択肢があります。第一はアブレーション治療です。しかし、これは良性ならば、ともかく、悪性であれば、治療に成功する可能性は低いでしょう。第二は薬物治療です。正確には、有効な薬物はないのですが、場合によってはアミオダロンという薬が用いられます。しかし、これも確実ではありません。頻拍が再発したとき、それが突然死になってしまったという危険もないわけではありません。以上をふまえて、担当医によくお話を伺ってください。

2011年2月14日

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