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疾患別解説

ウェンケバック型房室ブロックによる失神か

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.7638

30歳、 女性: ウエンケバッハ型2度房室ブロック

中学生の時にウエンケバッハ型2度房室ブロックが見つかり、主治医の話では、通常は治療しないが、症状がある(倒れる)ため治療をしているとのことで、ユニフィルとダイアリードを服用しています。ここ2年ほど症状は出ていません。今後、妊娠や出産を考えると、現在服用している薬の影響が心配です。主治医に服薬の中止を相談しましたが、一定の効果が出ているため中止しないほうがよいと言われました。治療法のひとつとしてペースメーカの埋め込みも提案されていますが、どう思われますか。
日本心臓財団からの回答
ウェンケバック型2度房室ブロックは基本的には良好な予後で完全房室ブロックなどに移行ことは非常に稀です。脈は不整になることが通常です。通常は加療しませんが、症状のある場合、つまり失神(意識が突然なくなること)、息切れ、眼前暗黒感などがある場合に治療を要します。
一番重要なのは“倒れる発作”がウェンケバック型房室ブロックによるものか、ということです。失神の原因には様々なものがあり、若年者で一番多いのは血管迷走反射性失神ですので鑑別をしておく必要があります。
ダイアリード、ユニフィルともに胎児への安全性は確立していませんので妊婦の場合は原則的に中止します。房室ブロックと失神の関連が明らかであれば、ペースメーカの植え込みをおすすめします。

2012年7月20日

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