疾患別解説

疾患別の解説と過去の相談事例がご覧いただけます。

QT延長症候群の治療法

30歳 女性
2010年6月 7日

今年の1月に初めて意識を失い救急搬送されました。その数週間後、また失神してしまい、精密検査の結果、QT延長症候群と診断されました。
ICD埋め込みとβ遮断薬の処方を受けました。
しかし、退院後も3月に1度、つい先日にも1度失神発作を起こし、ICDが作動しました。
セロケンに加えメキシチールも追加されましたが、ネットで副作用を調べるとQT延長が記載されていました。
QT延長で失神するのに、副作用にQT延長がある薬を処方することはありえますか。
また、インデラルという薬を処方されている方が多いのですが、私の薬は合っているのでしょうか。
ICDを入れる前に、まず薬を試すという方法はなかったのでしょうか。

回答

1)QT延長症候群には現在、さまざまな形のものが知られています。失神発作予防のためにはベータ遮断薬はその多くの場合に有効であり、ICDはすべての場合に有効です。
2)ICD装着後も失神発作があったとのことですが、ICDの作動が遅れたのか、あるいは別の原因があったのかも知れません。しかし、結局はICDによって回復しているので、最終的には不整脈発作だったのでしょう。
3)メキシチールにはQT延長の副作用がありますが、「さまざまな形のQT延長症候群」のある一つの場合には、極めて有効であることが知られています。
4)インデラルはセロケンと同じ、ベータ遮断薬の一つです。もっとも古い時期のベータ遮断薬です。
5)QT延長症候群の場合には、確実に有効といえる決定的な薬がないので、まず、ICDを入れておいた上で、さまざまな薬の効果をみてみるというのが普通の治療法です。

この回答はお役に立ちましたか?

病気の症状には個人差があります。
あなたの病気のご相談もぜひお聞かせください。

高齢者の心臓病 高齢者の心臓病
CLOSE
ご寄付のお願い