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疾患別解説

拡張型心筋症の心房細動はアブレーション治療すべきか

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.7190

58歳、 男性: 拡張型心筋症、心房細動

心房細動は6年くらい前から発生しています。昨年、横になると呼吸が苦しくなるので受診し検査した結果、BNPが1,000あり、心不全ということで入院し投薬治療しました。現在、胸が苦しいとか息切れするとかといった症状はありません。不整脈を改善するためアンカロンを飲み始めましたが、医師の話では相当頑固な不整脈で改善が見られないとのことです。(4年前電気治療をしましたが直りませんでした。)また、拡張型心筋症も完治しないと聞いています。さて、質問ですが、不整脈が心臓の機能を弱らせている一因であるとすると、不整脈を完治すれば、拡張型心筋症は直らないまでも、心臓の機能は若干でも改善するのではないか。また、薬の量も減るのではないかと考え、カテーテルアブレーションを行いたいと思っていますが、果たして私が思うような効果は見込めるのでしょうか。
日本心臓財団からの回答
1.心房細動はそれ自体が心臓の血液拍出機能を損ないますので、心房細動がなくなれば、拡張型心筋症による心不全状態は大きく改善するはずです。
2.しかし、一方、この病気の存在のために、心房筋が障害されて心房細動になっているとすれば、アブレーション治療が一旦、成功しても、再度、再発してしまうということが考えられます。拡張型心筋症が進行しているほど、アブレーション治療が成功しない確率が高くなります。
3.したがって、担当医には、この可能性をよく確かめてみられることをお勧めします。

2011年6月23日

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