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疾患別解説

心房細動に対するアブレーション再治療の効果と薬物治療の効果

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.6406

44歳、 男性: 発作性心房細動

4年前に職場の健康診断で心臓肥大を指摘されました。そのような指摘は初めてでした。病院にしばらく通院していましたが、半年後に急に脈拍が異常に早くなり、心房粗動と診断され、入院して除細動を受けました。
その半年後、再発して循環器の専門病院を紹介されて、アブレーション治療を受けましたが、2日後に心房細動を発症しました。
その時は、ベプリコールを処方されて、心房細動が5日ほどで止まり、負荷テストなどをして退院できました。
以降、半年後に1度再発して除細動を受けましたが、2年以上、健康を維持することができていました。
ところが先日、胸に違和感を覚えて通院したところ、心房細動が再発していて、除細動を2度かけましたが止まらずに、アブレーションを受けました。
その後、退院してすぐに再発、外来で除細動を受け、4日後再発、また治療後、翌日に再発となっています。
医師の話では、慢性に移行しつつあるとのこと。
そこで、
1)再度のアブレーションは効果があるのでしょうか?
2)薬の治療の場合、「アンカロン」を使うことになると言われましたが、色々調べると副作用が強いようで仕事や日常生活に支障が出るのでは困ります。他の薬はないのでしょうか?
3)発作が起きると頻脈(110?120位)が出るのですが、現在はワソラン(1日6錠限度)を飲むように言われています。それでも、90位までしか下がりません。もう少し楽になれる薬がないでしょうか。

日本心臓財団からの回答

1)アブレーションに効果がなかったのは、伝導路の遮断が十分に行われていなかったためと考えられる場合があります。したがって、アブレーションは回を重ねると効果がみられるようになることはあります。
2)アンカロンは副作用が嫌われますが、それだけに慎重に用いられているために、これまでに大きな問題は起こっていないようです。慎重に副作用を確認しながら、用いれば、それだけの価値のある治療薬であると思います。
3)心房細動の頻脈の場合には、ワソランやアーチストの他には、古くから、ジゴキシンという薬が用いられています。この薬には心房細動が起こりやすくなるという理論的背景があって、若い世代の医師はあまり用いませんが、担当医にご相談になってみてください。平素、発作が起こっていなくても予防的に用いるのですが、それが発作を起こりやすくするといって、敬遠されています。しかし、旧い世代の医師には愛用されています。

2009年9月24日

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