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疾患別解説

登山と心房細動

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.6104

65歳、 男性: 心房細動

4年前と2年前に、冠動脈ステント手術を受けています。そのことと関係ないとは思うのですが、一昨年、登山に行った際、高度4000米ぐらいで寝ていた時、夜10時から午前4時ごろまで不整脈が続いたため、翌日下山しました。
帰国後、同様の症状が出た時に24時間ホルター検査をしたところ、心室性期外収縮で単発、単形だから心配はないということでした。
その後、昨年3回北アルプスの登山を行いましたが、行動後、夜になると頻脈性の不整脈が1?2時間続くようになり、検査したところ、心房細動と言われました。飲酒しても出るようになっていました。
それまでタンボコールを飲んでいましたが、昨年末からメインテートを飲み始めたところ朝たまに脈が2?3回飛ぶようなことがあっても、以前のような不整脈は止まっています。

相談したいことは、今年秋にヒマラヤ登山を行いたいのですが、それまでにアブレーションで根本的に治療するべきか、メインテートで止まっているからその必要ないかということです。酸素も半減し長時間の行動で疲労しますので、不整脈が出るのでは、それが心室細動を引き起こさないかと心配になっています。

日本心臓財団からの回答

心房細動は心身が過労状態になると起こりやすくなります。また、一旦、心房細動が起こると運動の効率は著しく低下し、事故につながる危険性もあります。したがって、登山家であるあなたさまには、まずはカテーテルアブレーション治療をお勧めします。アブレーション治療の成功率は少し低いのが難点ですが、それでも60ないし70%の方が完治しています。メインテートは心房細動の予防のために用いられますが、一旦、心房細動になってしまうと効果は小さくなります。

2009年2月19日

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