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疾患別解説

上室期外収縮のアブレーション治療

日本心臓財団に寄せられたご相談

num.8292

25歳、 男性: 上室性期外収縮

去年の健康診断で上室性期外収縮(頻発)という結果であったが自覚症状が全くなく、経過観察となっていたので特に病院には行きませんでしたが、今年の健康診断でも同じく上室性期外収縮(頻発)となっており要精密検査となっていたので精密検査を受けました。
血液検査、心エコー、レントゲンは異常がありませんでした。ホルター心電図検査では、上室期外収縮が1920個ありました。精密検査を受けた病院の先生からは「経過観察でいいと思うがまだ若いので将来的なことも含めて治療の有無を考えたほうがいい。大学病院で一度診てもらうといい」と勧められ大学病院で診察を受けました。
大学病院の先生からは「期外収縮の回数が多い。カテーテルアブレーション手術すれば治る」と手術勧められ、その日は来月手術をする話でまとまりましたが、自覚症状もなくインターネットで調べる限り上室性期外収縮で手術が必要な記載があまり見られないので本当に手術をすべきなのか疑問に思っています。
日本心臓財団からの回答
上室性期外収縮が多発し、アブレーション治療を勧められているとのこと、以下に一般的な考え方を記します。
1)心エコー検査などで器質的心疾患がないことが明らかな症例における上室性期外収縮は、多くの場合、睡眠不足、喫煙、深酒、ストレスなどが誘因となって発生するので、これらの誘因を改善するのが先決です。
したがって、一般的にはアブレーション治療や抗不整脈薬治療などの積極的治療の対象にはなりません。
ただし、誘因を改善しても期外収縮が連発し、発作性心房細動と診断される場合や、期外収縮が多発し、動悸などの自覚症状が強い場合には、薬物治療やアブレーション治療を考慮することもあります。
2)ご相談内容の情報だけでは、断定的なことは言えませんが、ホルター心電図の結果で心房細動が確認されていないようであれば、慌ててアブレーション治療を行う必要はないように思います。

2013年11月 7日

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