日本心臓財団
メールマガジン(メディア向け)毎月初旬発行
2009年12月14日掲載

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【日本心臓財団HEART WEB NEWS for Media 第52号】2009年12月1日発行(月刊)
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●現在、医療関係者とメディアには同じ情報をお送りしています。ご了承ください。

●医療関係者の皆さまへ
  「生活習慣病改善プログラム」登録をホームページ上で行っています。
   (医師専用です)
   http://www.jhf.or.jp/publish/pro/

【目次】

 トピック「循環器救急医療の現状」
  イベント・セミナー情報
  ホームページ更新情報
  雑誌「心臓」特集「急性心筋炎」のお知らせ
  ドクターのつぶやき「年寄りの医者の活用」
  事務局便り
 
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【トピック】

‐循環器救急医療の現状‐

 今回も世界ハートの日キャンペーンの一環として9月25日に開催された日本循環器学会主催のプレスセミナーより、木村一雄先生の講演から。
  木村先生は「急性冠症候群への循環器救急医療の成果と課題」というタイトルで、わが国の循環器救急医療の現状についてお話しされました。

 急性冠症候群とは、冠動脈内でのプラークの破裂、そこへの血栓の形成などにより血液の流れが阻害されることが主な原因で起こる冠動脈疾患で、不安定狭心症、心筋梗塞を含みます。

 その中でも、急性心筋梗塞の治療には、早期の再灌流療法が必要です。再灌流療法には、PCI療法と血栓溶解療法があります。
  現在わが国では、再灌流療法の8割に、発症24時間以内の緊急カテーテル治療が行われています。

 発症後24時間以内にカテーテル治療を行うためには、休日・夜間を含めた24時間体制が必要です。
  日本循環器学会の循環器救急医療制度小委員会のアンケート調査によると、循環器医師の7割以上が週1回以上の当直を担当し、当直時の平均睡眠時間が3時間以内の医師が44.5%と半数近くいるそうです。さらに、仮眠時間が短いにもかかわらず、当直翌日が通常勤務である場合が87%とほとんどを占めています。
  また、夜間緊急カテーテルチームの医師の多数が45〜50歳という年齢です。

 わが国の循環器救急医療は、数少ない医師が厳しい勤務状況の中、高度な医療を行っているといえます。

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【イベント・セミナー情報】

□■第2回 保健指導レベルアップセミナー
〜基礎知識からレベルアップのための最新情報まで〜
テーマ:メタボリックシンドロームにおける『肥満』の意義

日 時:平成22年3月13日(土)10時〜17時(予定)
場 所:ナーシングアート大阪 2階
〒536-0014 大阪府大阪市城東区鴫野西2-5-25 大阪府看護協会会館内 
参加費:日循協会員:7,000円/非会員:8,000円
対象者:保健師、看護師、管理栄養士、栄養士 100名(予定)※申込み先着順

*申し込み・問い合わせ等は、(社)日本循環器管理研究協議会事務局まで
  http://www.jacd.info/seminar/20100313.htm

□■コメディカルセミナー 「学会発表のためのデータの纏め方」

<東京会場>
日 時:平成22年1月16日(土)10時〜17時(予定)
場 所:財団法人結核予防会第一健康相談所 会議室
     〒101-0061 東京都千代田区三崎町1-3-12 水道橋ビル

<大阪会場>
日 時:平成22年1月23日(土)10時〜17 時(予定)
場 所:サンプロホール
     〒564-0063 大阪府吹田市江の木町1-8 田中ビル4F

参加費:日循協会員:2,000円/非会員:2,500円
対象者:保健師、看護師、管理栄養士、栄養士 30名(予定)※申込み先着順

*申し込み・問い合わせ等は、(社)日本循環器管理研究協議会事務局まで
  http://www.jacd.info/seminar/20100116-23.htm

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【ホームページ更新情報】

○●「季報197号」(最新号)を掲載しました。
   http://www.jhf.or.jp/kihou/

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【雑誌「心臓」特集のお知らせ】

 現在、発売中の「心臓」11月号の巻頭特集は「急性心筋炎」です。
  心筋炎は感冒症状から始まることが多く、診断が難しく、また劇症型心筋炎に移行した場合には治療もまた困難です。新型インフルエンザからも心筋炎を発症した例がみられました。この仮面病である心筋炎の病態、診断、治療について、最新の話題を取り上げました。
  また、「Meet the History」では、矢崎義雄先生をゲストに、分子生物学的・遺伝子工学的手法による心臓病研究の発展について、興味深いお話を伺っています。
  12月15日発売の12月号の特集は「心血管調節因子の基礎と臨床」です。
  http://www.jhf.or.jp/shinzo/next_con.html

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【ドクターのつぶやき】

‐年寄りの医者の活用‐

 医師会でMindsフォーラムという講演会があった。Mindsとはなんのことか、と思ってのことだった。会場にいってから、Medical Information Distribution Serviceの略であると、はじめて知った。何の講演会か見当もつかなかったが、講師の顔ぶれからみると、悪いものではなさそうだと思って、申し込んだのである。

 時間が十分にあると、思いがけなく、そして面白い勉強をさせてもらえる。
  やっていることは学会が出しているガイドラインを一般市民に分かり易い形につくりなおすことのようである。すでにいくつかの完成したものが紹介された。しかし、担当者は現役の大学の先生方であるので、負担は大きく、ボランテイア・サービスの作業は遅々として進まない、ということであった。
  フォーラムを聞いていて、医者にはスペシャリスト(技術者)とサポーターの2種類が必要なのだ、と思った。
  サポーターの医者がスペシャリストである医者の言葉を患者に通訳するのである。スペシャリストは現役の医者であろうが、サポーターは医者とはいいながら、患者に近い存在となった年寄りがよい。
  年寄りは、話がいささかくどくなるが、その分、わかり易くなるという面もあるであろう。年寄り自身も、実戦には役に立たなくなったという口惜しさがある故もあって、こうしたことで役立つことを喜ぶのではなかろうか。

 会場で挙手して、年寄りの医者を利用すればよい、と発言すればよかったのであるが、いいそびれてしまった。残念なことをした。そこで、ここに改めての提案をさせていただくわけである。
                                (T.S.)

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【事務局便り】

 先日、日本光電がAEDを自主回収するというニュースが出ました。一部機種において、セルフテスト(器械による自主点検)により発見できない電子部品の故障が稀にあり、緊急時に使用できない可能性があるとのことでした。
  詳細は、日本光電ホームページ。
  http://www.nihonkohden.co.jp/

 早速、事務局にある日本光電社製のAEDについても、同社ホームページにある対象製品の検索を使って調べてみましたが、該当製品ではありませんでした。
 
  稀なこととはいえ、いざというとき動かないかもしれないというのは恐いことであり、メーカーのメンテナンスやふだんの点検は重要ですが、このニュースによって、普及活動に躊躇が出ることも心配です。メディアも不安を煽るのではなく、どのように点検・管理していくことが必要か、伝えていただきたいと思います。
  AEDがそこになければ救えない命があるのですから。
 
                         日本心臓財団事務局 Y.H.

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