日本心臓財団
メールマガジン(一般向け)

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【日本心臓財団 HEART WEB NEWS 第33号】2008年5月1日発行(月刊)
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【目次】
  トピック「心肺蘇生に人工呼吸は不要」「世界禁煙デー 2008」
イベント情報
  ホームページ更新情報
  ドクターのつぶやき「後期高齢者となって」
  事務局便り
 
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【トピック】

‐心肺蘇生に人工呼吸は不要‐

 アメリカ心臓協会(AHA)より本年3月31日に、一般市民による心肺蘇生(CPR)は、胸骨圧迫(心臓マッサージ)のみで、人工呼吸は不要との声明が出されました。

 今まで心肺蘇生法は、119番通報のあと、胸骨圧迫30回+人工呼吸2回をAEDを装着するまで、あるいは救急車が来るまで繰り返すことが推奨されていました。しかし、人工呼吸は、一般市民が行うには技術的・心理的に問題がありました。つまり、人工呼吸に対する躊躇や時間をかけすぎることで、胸骨圧迫の時間が少なくなり有効性が低下してしまう可能性があるのです。

 今回、日本で行われた研究結果も含め、一般市民が行う心肺蘇生の場合には、人工呼吸を行わなくとも救命率に影響しないことがわかり、119番通報と胸骨圧迫のみを行うことを推奨するようになりました。

 もちろん、近くにAEDがあれば使用してください。1秒でも早くAEDを使用することこそ、心臓が停止した人を救う最も有効な手段なのです。

‐世界禁煙デー 2008‐

 毎年5月31日は、WHO(世界保健機関)が定める「世界禁煙デー」です。今年のテーマは「たばこの害から若者を守ろう」(TOBACCO-FREE YOUTH)です。
  未成年者の喫煙をなくし、受動喫煙から守るためには、喫煙および受動喫煙による健康影響の重要性を認識させることが重要です。
  また、「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」締結国会議において、「受動喫煙防止に関するガイドライン」が採択されたことにより、わが国もより一層の受動喫煙防止対策が求められています。。

 本年は、前日の5月30日(金)に、厚生労働省、たばこ健康問題NGO協議会ほか共催「世界禁煙デー記念シンポジウム」が開催されます。詳細は、イベント情報をご覧ください。

http://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/main.html

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【イベント情報】

□■2008年世界禁煙デー記念シンポジウム
  テーマ「子どもをたばこから守るために」
  共催:厚生労働省、たばこ健康問題NGO協議会、ほか

 日時:2008年5月30日(金)12時30分開場、13時〜17時
  場所:科学未来館(東京都江東区青梅2-41)
  参加費:無料
  プログラム案:
     ・禁煙支援を振り返って
     ・子どものための卒煙治療
     ・子どもをタバコの害から守るための小児医療関係者の活動
     ・子どもをたばこから守るために
     ・校内敷地内禁煙を普及するために
     ・肺年齢って知っていますか?

 詳細は後日、厚生労働省ホームページ、当財団ホームページにて紹介。

□■2008年世界禁煙デー記念シンポジウム
  テーマ「タバコの煙のない社会をめざして」
  主催:タバコ問題首都圏協議会

 日時:2008年5月31日(土)13時40分開場、14時〜17時30分
  場所:東京しごとセンター(東京都千代田区飯田橋3-10-3)
  参加費:無料

 詳細は下記ホームページ
  http://www.nosmoke-shutoken.org/

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【ホームページ更新情報】

○●健康ハート叢書「心房細動に気をつけよう」をアップしました。
   http://www.jhf.or.jp/sousyo/

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【ドクターのつぶやき】

‐後期高齢者となって‐

 後期高齢者医療制度が発足した。この制度はネーミングに悪評があった。しかし、対象者の一人として、私はそうは思わなかった。あるがままの正確な表現であると思っていた。

 弱い者にも生きる権利がある。権利とは資格があるものに、法律が賦与する力である。人に惜しまれ、愛され、生きていてほしいと思われることは生きる者の資格である。しかし一方、生命には終りがある。動物たちは、生涯の終わりを知ると、ひそかに姿を隠す。この処し方に学ばせてほしいというのも、消えゆく時期がきた者が持つ資格であり、権利である。

 生きるものには、まだここで終わってはならないという時期と、どのように終わるかが大事になってくる時期とがある。人を支えているときの医療と、人に支えられるようになってからの医療とは異なっていて当然である。ひそやかに終りを迎える準備のための医療のあり方が新しい制度のなかで検討されてよいのではなかろうか。

 後期高齢者医療制度が発足し、その恩恵を受ける立場におかれてからは、こんなことを考えている。

                                (T.S.)

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【事務局便り】

 先日、東京大学医療政策人材養成講座の主催する公開フォーラムを拝聴してきました。この講座は、行政、医師・医療関係者、患者支援者、そしてメディアとそれぞれの立場の若手が集まって、日本の医療政策について、さまざまな討議を重ねていく講座です。

 今回のフォーラムは「真に求められる女性医師支援とは」というテーマでした。女性医師の能力を活かし、活躍してもらうためには、家庭、職場(病院)、社会、学会がどのように支援していったらよいか、といったディスカッションが行われました。

 その中で、家庭(夫)の理解、という項目があり、司会者が「会場の男性の方々は、どのくらい家事・育児に参加していますか」という質問がありました。私は、30%くらいというところで遠慮がちに手を上げたのですが、そのとき会場の女性の方から「参加とか協力という言い方がそもそもおかしいんじゃないですか。夫も当事者なんですよ」という痛烈な意見が出たのです。

 男性の立場としては、ぐうの音も出ない正論だと思いました。

                        日本心臓財団事務局 Y.H.

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