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「仮面高血圧」とは?

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企画:日本循環器学会・教育研修委員会
監修:桑島 巌 東京都老人医療センター 内科部長
発行:日本心臓財団

ご存知ですか?

「仮面高血圧」

の恐怖
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 病院の診察室で測った血圧が正常範囲だからといって、「自分は高血圧ではない」と安心していませんか?
  診察室で測ると緊張して血圧が上がってしまう「白衣高血圧」の人がいることはよく知られています。最近、これとは逆に、診察室での血圧は正常でも、家庭で測ると高血圧になる人がいることが分かってきました。こうした症候は、正常血圧の?仮面?をつけている高血圧という意味で、「仮面高血圧」と呼ばれています。
  医師の前では正常血圧のため、発見されにくい仮面高血圧。しかし、気付かないまま放置すると、動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす危険が高くなることがわかってきました。


仮面高血圧

脳卒中心筋梗塞の危険大!
 

 
 仮面高血圧は、高血圧の治療を受けている人にもみられます。診察室での血圧が正常なことから見逃されがちですが、実際は一日のうち血圧の高い状態が長く、心臓や血管に大きな負担がかかり、放置しておくと脳卒中や心筋梗塞を起こしやすくなります。
  上図は、降圧薬を服用している高齢者約五千人を対象に、脳卒中や心筋梗塞の発生頻度を調べたものです。仮面高血圧の人は、きちんと降圧できている人に比べ、脳卒中や心筋梗塞の発生頻度が約三倍も高いことがわかりました。

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早朝高血圧にご用心!

早朝に血圧が高くなる「早朝高血圧」も仮面高血圧の一種です。早朝高血圧では、脳卒中や心筋梗塞になる危険がさらに高まるといわれています。
  降圧薬を服用している人でも、薬の効果が十分に持続されず、二十四時間にわたってきちんと降圧できていない場合は、早朝高血圧になる可能性があります。
朝起きて薬を飲む前に血圧を測ってみましょう。もし高いようなら、長時間作用型の降圧薬に変更したり、服薬時間を変えるといった対処法が必要になることもあります。早めに主治医に相談しましょう。


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