(病院掲示用壁新聞)
| 不整脈 (ペースメーカー) |
|
企画 日本循環器学会 教育研修委員会 |
| 不整脈とペースメーカー治療 |
不整脈の種類には、大きく分けて脈がとぶ期外収縮、脈が速くなる頻脈、脈が遅くなる徐脈の三つがあります。また、不整脈には治療の必要のないものから危険なものまでいろいろあります。 ペースメーカーという小さな機械で治療できる不整脈は徐脈です。徐脈には伝導路が障害されている房室ブロックと、洞結節自体の働きが悪くなって規則的な電気刺激が発生しない洞不全症候群があります。 一分間の脈拍数が40を切るような状態になると、体を動かしたとき激しい息切れが起こったり、脳に十分な血液を送れなくなるため意識がもうろうとしたり、意識を一時失ったりすることがあります。そうした徐脈の治療には、ペースメーカーが効果を発揮します。ペースメーカーは電池と発振装置、リード(導線)からなる人工臓器で、障害されている洞結節、伝導路の代わりに電気的な刺激を心筋に与えて、拍動リズムをコントロールします。 |
▲↑TOP
| 日常生活の注意 |
影響があるのは、強い電磁気を発生させる大型の発電装置や溶接器、また高出力の送信塔、高圧電線の下などで、脈の異常を感じた場合にはすぐに離れるようにしましょう。 最近、携帯電話が普及していますが、日本医用機器工業会、ペースメーカー協議会のガイドラインでは、 「22センチ以上離れること」 としています。ですから、隣りの人が使っていたからと いって心配する必要はありません。患者さんの中にも携帯電話を利用している人がいます。ペースメーカーの種類によっても違いますので、心配な方は病院へ携帯電話をもって行き、ペースメーカーの作動をチェックしてもらうといいでしょう。 |
▲↑TOP
| 脈をとる習慣をつける |
日常生活は健康な人と同じようにできますが、磁石、電磁気には注意が必要です。そこで日頃から脈をとる習慣をつけておくとよいでしょう。脈が異常なとき、何か回りに電磁気を帯びた原因となるものを探る手がかがりにもなります。そうした変調があったときは、すぐに医師に相談してください。 |
▲↑TOP
| 進化する小型ペースメーカー |
ペースメーカーが発明される以前は、重い徐脈の患者さんは寝たきりの生活を強いられたり、亡くなることも多くありました。1930年代から試作が始まり、1957年に身体の外に付けるペースメーカーが開発され、1960年には皮膚の下に装着する(植え込み式)ペースメーカーが初めて使用されました。その後は急速に技術が進歩したことにより、どんどん小型軽量化し、高度な機能をもったペースメーカーがつくられています。現在では、20〜60g程度の軽量なものが使用されており、患者さんがほとんど生活に不便を感じない程度になっています。 |
▲↑TOP
![]()