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急性心不全治療ガイドライン・エッセンス

急性心不全における利尿薬治療
クラスⅠ 
(手技、治療が有効、有用であるというエビデンスがあるか、あるいは見解が広く一致している)
 ・急性心不全における肺うっ血、浮腫に対するフロセミド(静注および経口投与):レベルB
 ・重症慢性心不全 NYHA Ⅲ~Ⅳに対するスピロノラクトン経口投与:レベルB
クラスⅡa 
(エビデンス、見解から有用、有効である可能性が高い)
 ・カルペリチド静脈内投与:レベルB
 ・急性心不全から慢性期管理に移行する場合のトラセミド:レベルB
 ・フロセミド1回静注に抵抗性の場合の持続静脈内投与:レベルB
クラスⅡb 
(エビデンス、見解から有用性、有効性がそれほど確立されていない)
 ・フロセミドによる利尿効果減弱の場合の多剤併用(ループ系とサイアザイド、スピロノラクトン):レベルC
 ・腎機能障害合併例に対するカルペリチド静脈内投与:レベルB
クラスⅢ 
(手技、治療が有効、有用でなく、時に有害であるとのエビデンスがあるか、あるいは見解が広く一致している)
 ・腎機能障害、高K血症合併例に対する抗アルドステロン薬投与
 
*レベルB:400例以下の奨励を対象とした複数の多施設無作為介入臨床試験、よくデザインされた比較検討試験、大規模コホート試験などで実証されたもの
 レベルC:無作為比較臨床試験ではないが、専門家の意見が一致したもの

「循環器病の診断と治療に関するガイドライン:急性心不全治療ガイドライン(2011年改訂版)http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2011_izumi_h.pdf (2013年7月閲覧)」より


我が国で使用されている急性心不全治療静注薬

急性心不全3.jpg
「循環器病の診断と治療に関するガイドライン:急性心不全治療ガイドライン(2011年改訂版)http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2011_izumi_h.pdf (2013年7月閲覧)」より

*日本循環器学会「循環器病の診断と治療に関するガイドライン:急性心不全治療ガイドライン(2011年改訂版)より引用・作成しました。

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